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腎臓外来

​「おねしょはいつまで続くもの?」

「誰に相談したらいいのか分からない」

「どのように対応したらいいの?」

​「宿泊事業への参加に不安がある」
​お子さんのおねしょで困っていませんか?
​睡眠中のおしっこのことをおねしょとも夜尿症ともいいます。
おねしょは乳幼児期の生理的なものを指しますが、夜尿症とは「5~6歳になっても月1回以上のおねしょが3か月以上続く」場合をいいます。
​夜尿症は自然に改善することもありますが、生活習慣の改善や内服薬で早く改善することもあります。
​当院は、院長が腎臓専門医なので、夜尿症をはじめとするおしっこの病気の改善に努めています。
まずは、気軽に相談してみませんか?

原因は?

・溜まる尿量が多くて膀胱からあふれてしまう(抗利尿ホルモンによる夜間多尿)

・膀胱がふくらみにくく、わずかな尿量で漏れてしまう(膀胱容量が少ない)

​目が覚めないこと(覚醒障害)に加えてこれらの夜間多尿や膀胱容量の問題が重なり夜尿が起こる

とされています。

​どんな治療法があるの?

成長とともに自然に治ることも多いですが、必要に応じて以下のような治療法があります。

  • 生活習慣の改善

  • 薬物療法

  • アラーム療法

​これらの治療をすることで、夜尿卒業までの期間を短縮できることがあります。

​当院での治療の流れ

1

問診

現在までのおねしょの状況を来院時に詳しく聞き取ります。

診察

2

必要時に尿検査、エコー、レントゲンで現在のお子さんの状況を評価します。
生活習慣の指導をします。
​おねしょの状況を記載する日記や表をお渡しします。

生活習慣の改善って具体的にどんな事をするの?

夜尿の改善に取り組むうえでおさえておきたい5つのポイントがあります。

​怒らない

起こさない

焦らない

ほめる

比べない

これらの原則をもとに、以下のことを指導していきます。

  • 早寝早起き:夜更かしや不規則な生活は夜尿を悪化させます
  • 便秘の改善:腸に大量のうんちがあると膀胱が圧迫され夜尿に影響を与えることがあります
  • 夜に炭酸や牛乳を飲まない:牛乳は喉が渇きます 炭酸はガスが溜まり膀胱が圧迫されます
  • 夜間の水分摂取は寝る2~3時間前を最後にする
  • ​寝る前にトイレに行く(男子も座ってしっかり出し切る)

なぜ夜起こしてはいけないの?

尿量をすくなくするホルモン(抗利尿ホルモン)は睡眠中に増えます。覚醒すると分泌量が減り、
夜尿を起こしやすくなります。

​また、起こして排尿する習慣をつけると膀胱に尿をためる習慣がつかなくなり、膀胱の成長を遅らせてしまうことが、起こしてはいけない理由としてあげられます。

3

​治療

原因に応じて内服薬を開始することがります。

​・ミニリンメルト:腎臓で水分の再吸収を促し、尿の量を減らす薬

・抗コリン薬  :膀胱の過剰な収縮を抑え、膀胱に尿をためやすくする薬

・漢方薬    :体の状態を整える目的で使用することがあります

薬物療法

​アラーム療法

専用の機械を使用し夜尿を本人に気付かせ、就寝中にためられる尿量を増やす方法

夜尿が子どもに与える影響

夜尿症の子どもはそうでない子どもに比べて、自尊心が低くなりやすいと言われています。
また、夜尿症によって下がってしまった自尊心は、夜尿症の治療によって回復することも分かっています。
お子さんだけでなく保護者の健康に対する不安が増すとも言われています。
日本夜尿症学会でも、本人やご家族が悩んでいる場合は積極的に治療を行うことを推奨しています。
ささいな困りごとでも大丈夫です。まずはご相談下さい。
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〒811-1101
​福岡市早良区重留7丁目18-2
TEL:092-872-8030
​FAX:092-872-8031

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